企業理念
ホテルオークラグループの理念は「親切と和」
「心からのサービスという意味で、ホテルオークラでは「親切」というただひと言だけをスローガンにして、従業員には繰り返して強調している。親切というのは、お客に対しては当然のことであるが、さらに同僚にも、仕事にも親切であれというのである。(中略)
そのために人の和が大切なのはもちろんのことだが、また人の和は親切から生まれるものでもある。」
野田岩次郎『私の履歴書』より
ホテルオークラの「心」
Pax intrantibus,Salus exeuntibus.
「歩み入る者にやすらぎを、去り行く人にしあわせを」
東山魁夷画伯著「馬車よ、ゆっくり走れ」(新潮社刊)より
ホテルオークラを常宿にしておられたノーベル賞作家川端康成先生が、最晩年に「この言葉こそ、ホテルオークラの心、精神でしょう」と、故野田岩次郎名誉会長に書いてくださったものです。原文は、ドイツ、ロマンチック街道に位置するローテンブルクの古城の、シュピタール門のかなめ石に、ラテン語で刻まれています。